踏む.韻 fumu.in

細川貴英のブログです。

厚切りジェイソンと韻

ジムでたまたま付いてたテレビに厚切りジェイソンが出ていたのでその話。

 

厚切りジェイソンになりたい

ビジネスマンとしてのキャリアに興味があって本名のほうで調べてたら、LinkedInで厚切りジェイソンを見つけた。IT企業役員ってのは知ってるけど、コンピュータサイエンスでマスター取ってかつてはエンジニアとして活躍してたのね。すごいなぁ。

 

僕もWebエンジニア件ラッパーなので、なんというか、まじでこういう生き方をしたいという目標ではある。でも、この話をしたいがために厚切りジェイソンについて書き始めたわけじゃない。

 

あと、別に「Linked 韻」とか言いたくて書き始めたわけでもない。

 

アメリカでは韻は当たり前

で、ちゃんと韻の話にいくと、厚切りジェイソンの名前の由来を調べてみると、「厚木に住んでいたのと、胸板が厚いから。それに本名のジェイソンを付けた」って書いてあるのね。

厚切りジェイソン - Wikipedia

これは本人談っぽいけど、「厚切りベーコン」にかけたというどう考えても当たり前の事実にまったく触れられていないあたり、いかに英語圏では韻を踏むことが生活の一部か伝わって来る。

 

韻を踏まないと怒られる小学生

このLITTLEさんとの対談のときにも話題に出たんだけど、アメリカとかの英語圏では、小学校で先生に「詩を作ってきなさい」っていう宿題を出されたら、韻を踏まないと怒られる、と。

realsound.jp

日本人が「俳句を作ってきなさい」っていう宿題を出されて五七五にしてこなかったら怒られるよね。それとまったく同じ感覚。

それぐらい、英語圏においては韻というのは当たり前の存在で、ラップだけでなく普通のその辺の歌も韻だらけ。

 

もう本当にほぼ全部の曲がそうだから例は何でもいいんだけど、最近まで街中でよく流れてたと思うからマライアキャリーのクリスマスのやつ。

I just want you for my own

More than you could ever know

Make my wish come true

All I want for Christmas is you

 

こんな感じで、英語の韻はラップに限らない。生活の一部。日本人にとっての五七五と同じで、全員が理解しているもの。

 

厚切りジェイソンが芸名を考えるとき、きっといろんな韻の候補が浮かんだに違いない。その中から、ベーコンを選んだのは、厚木に住んでいるという事実と引っ掛けられるから。きっとこういう順番。そう、最初に韻ありきなのである。たぶん。

 

まぁ英語にはいろいろ韻の定義があって、ジェイソン(Jason)とベーコン(Bacon)は厳密には不完全韻(Imperfect rhyme)なんだけど、その話はそのうち。

 

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